B社さま
アパレル企画販売 直営店舗運営/奈良市

海外での店舗展開を視野に、B社さまが実施したフランスでの本格的F/S調査。
奈良発アパレルブランドの挑戦は、現地の声を活かしながら、国内インバウンド事業にも大きな波をもたらしました。
B社さまの会社概要と事業内容
【業種】 アパレル、身の回り品製品の企画・販売
【資本金】 100万円
【売上】 5200万円(2016年6月末現在、直営店舗2軒)
【従業員数】13人
【設立】 2009
海外展開を始める際の課題
- フランス・パリでPop Up Shopを出店した経験を活かし、本格的に海外で常設店舗を展開したい
- 具体的な進出先や出店条件が不透明で、何から調査すべきかわからない
- 現地の消費者ニーズや立地条件など、リアルな市場情報が不足していた
支援で実現した実務的ステップ
- パリとリヨンにて、F/S(フィージビリティ・スタディ)調査を実施
- 現地の同業他店舗、不動産、法律、メディアなどへのヒアリングを通じて出店環境を把握
- 学生など観光客以外の層へのニーズ調査のため、現地教育機関も訪問
- 海外観光地特有の店舗展開メリット・デメリットを整理
- 海外投資に必要な“企業体力”の分析・明確化をサポート
支援後に見えてきた成果
- フランスでのF/S調査経験を活かし、自社主導でパラグアイ調査を実施できる体制を構築
- 観光地における立地や消費行動の傾向に基づいた戦略的出店ノウハウを獲得
- 海外展開を見据えた事業計画の策定力・情報収集力が向上
- 国内の直営店舗において、インバウンド顧客が倍増するなど、相乗効果が生まれた
社長さまのコメント
ここからは、B社さまの代表より、当時のご経験や現地で得た学びについてお話をうかがいました。
挑戦の舞台裏を語っていただきます。
Q1 当初の御社の海外展開の状況はいかがでしたか。
前年に初めて海外(フランス・パリ)で催事を行い、創業以来の目標だった海外店舗に向けて、夢と希望が膨らんでいたころです。
が、だからといって海外で戦うための準備は何一つ知らず、思いだけが先走っていた状態です。
Q2 助言により、海外展開に良い変化はございましたか。
もちろんです。
お恥ずかしい話ですし、ご質問にはあまり関係ないですが、海外展開に関わらず、そもそもの物事の進め方の王道を知りました。
海外展開への良い変化で言うと、細かい調査により、普通の催事出展やBtoBなどからでは得られない、もっと根本的な、現地での弊社商材の適用性や必要な店舗出店のハードルなど、現実を知ることができました。
細かく言うと、現地での近しい業界のプロの声、他店舗経営者の声、メディアの人の声が聞けたほか、自社に関わりのある法的な事柄、店舗出店を想定しているエリアの不動産状況、現地行政機関などのバックアップの可能性などを知ることができました。
そして、これらにより具体的に何をすべきかが明確になりました。
Q3 時に厳しい助言もいたしますがいかが思われましたか。
いただいた助言をクリアするのが大変でした。
ただ、とても筋道の通ったご意見でそこに的確な意図(理由)があったのですごく納得させられました。
Q4 海外展開に関して他の専門家やコンサルタントにご相談されたことはありますか。
ありません。
Q5 何か印象に残っていることがあれば教えてください。
お受けになられた仕事を完遂するためにご自身のことを顧みず取り組んでいる印象でした。
こちらが逆に心配になるほどに…。