R社さま
製造業/滋賀県

「海外展示会に出てみたけど、成果に繋がらない…」
そんなもどかしさを抱えていたR社さまが、越境ECと海外向けブランディングという新たな道に踏み出しました。
滋賀県に本社を構える創業100年超の製造業である同社は、某食品のEU展開を目指し、企業動画制作やWebリニューアルなど、今の時代に合ったアプローチに着手。
地に足のついた海外戦略再構築の一歩をご紹介します。
R社さまの会社概要と事業内容
【業種】 製造業
【資本金】 3800万円
【売上】 4億円
【従業員数】 16人
【創業設立】 創業1902年 設立1952年
海外展開を始める際の課題
- 海外展示会や商談会には参加していたが、実質的な成果に繋がらなかった
- 商社経由の輸出に頼っており、販路拡大が進まない
- 社内に海外事業経験・語学人材が不在で、明確な戦略が描けていなかった
支援で実現した実務的ステップ
- 自社のSWOT分析を通じて強みと弱みを再認識
- 越境ECによる販路開拓を新たに提案し、戦略を再構築
- 海外向け企業動画の制作・Webサイトの刷新を支援
- 商品構成、価格、配色など具体施策を他社事例を交えて助言
支援後に見えてきた成果
- 海外消費者に響くコンテンツ(動画/Web)を整備
- B2BとB2C、それぞれに適したアプローチ方法を確立
- 自社ECサイトでのマーチャンダイジングが始動
- 海外向けブランディングの基礎を築き、自走の土台が形成
代表取締役さまのコメント
「語学も経験もないけれど、やるしかない」そう語る代表取締役の言葉の裏には、失敗と学びの積み重ねがありました。
本質を突く助言を通じて見えてきた、海外展開の新しい形とは?
Q1 当初の御社の海外展開の状況はいかがでしたか。
海外ビジネスの経験ゼロ、外国語を話せる人員ゼロで、行けばなんとかなるかと何度か海外の展示会に出展したり、マッチングや商談会に参加したが、少額取引または見本依頼のみでフォローできずに拡大にはいたらなかった。
現在も商社経由にて輸出に着手はしているが、支店はもちろん現地営業人員もいないため商社様まかせで販路拡大には至っていない。
Q2 助言により、海外展開に良い変化はございましたか。
SWOT分析すらできていない状況。
改めて自社の強み弱みを深く洗い出し、ゼロから海外展開を見直すことができました。
まずは海外用ホームページの作り直しに着手。自社の強みを最大限表現したサイトの作成ができ、当社の海外展開における土台が出来てきました。
Q3 具体的にどのような点が役に立ちましたか。
何が足りず、何を補うべきかを洗い出し、それを基に当社にとっての海外展開の方向性を見いだせた点。
更に文章の組み立て方や、商品構成、価格設定や配色など、細かなところまで他の事例を交えてご指導いただけた点。
Q4 海外展開に関して他の専門家やコンサルタントにご相談されたことはありますか。ある場合、比較していかがでしたか。
表面的・一時的なものではなく、深部・細部まで具体的な助言をいただけました。
耳の痛い事ばかりでしたが、どれも当社にとって不可欠であり、それをご指摘頂けた事に大変感謝をしております。
Q5 海外展開をご一緒する中、何か印象に残っていることがあれば教えてください。
いかに時間をかけず、受発注及び営業活動をその道の専門の方にお願いをし、海外展開を進めるかを考えていた私に対し、
「そこは社長の会社ですることでしょ」と言われたことです。
「会社として経験を重ね根幹を育てる」ということを大切にしなければならない事に、改めて気付かされました。